2023.1.16

ジェット船の欠航状況と就航予想の成績評価  2022

  • 作者の都合などによりホームページを更新できなかった日は対象から除き、就航予想を掲載した期間についてのみ集計しまた。2022年は欠航予想は364日、出帆港予想は合は計350日でした。(元町港船客待合所改修工事により1月1日から1月14日は岡田港出帆のため出帆港の予想はしませんでした)
  • 基準を一定に保つため、季節的に運行される久里浜、館山経由のジェット船は集計に算入していません。
  • 大型船の欠航は9/19(台風14号)の1回でした。


1、 ジェット船の欠航状況
2、 ジェット船就航予想の的中率評価
3、 出帆(到着)港予想の的中率評価





1、 ジェット船の欠航状況

2022年の欠航日数と記録日数
年間通して、一部欠航は13日、全便欠航は7日、合わせて20日。
昨年は合わせて18日。


季節的にいつ頃欠航が多いのか
記録を開始した2004年8月から2022年12月まで、月別に集計しました。
資料は1月から7月までが18年分、8月以降が19年分になります。
冬の季節風と冬から春にかけての発達した低気圧による強風の時期、台風の影響を受ける時期の欠航が多くなることがはっきりしています。


19年間の欠航率の変化 (一部欠航、全便欠航の計)
5〜6%程度で推移していますが2021年はほぼ2倍の12%になりました。
コロナ禍の影響か?





2、ジェット船の就航予想の的中率評価

欠航を1週間前からどう予想していたか



予想が外れた場合の分析
左の記号が実際、右の記号が予想。
例示、○×は全便就航したのに×と予想した、という意味です

○△の率が高いのは、判断が微妙なときに悪めに予想していることの表れだと思われます。
 特に2022年は1日前に高くなって予想の迷いが表れているようです。


○ 全便就航
△ 一部就航(予想の場合、欠航の可能性あり、を含む)
× 全便欠航



一部欠航、全便欠航を○と予想した(欠航を予想できなかった)率
前日の予想で10%、7日先で60%
(昨年は前日11%.7日先70%)


就航、一部欠航、全便欠航の予想がその通りになった率


欠航が予想通りだったか
実況は、一部欠航は13日、全便欠航は7日


実況、一部欠航は13日


実況、全便欠航は7日


全便欠航、一部欠航を○と予想した率の2005年からの変化。
縦軸左目盛りが率、右目盛りは年間欠航日数(一部欠航を含む)
7日前から欠航を予想するのは難しい。





3、出帆(到着)港予想の的中率評価


  • 的中率は、実際の出帆港が元町の時に元町港と予想できていたかで計算しました。岡田港の場合も同様です。
  • 欠航の場合、もし就航できたとしても岡田港になると考えて処理しました。
  • 2022年は元町港船客待合所改修工事のため、1月1日から1月14日まで岡田港出帆だったので集計に入れていません。


出帆(到着)港は季節によって大きく変化します。

年間では
  元町港・・・75日
  岡田港・・・275日


出帆港がどちらになるか2005年からの変化


元町港・岡田港を合わせたこの期間の平均の的中率は
   前日・・・・84%
   7日前・・・73%





 年間の出帆港的中率の2005年からの変化

7日前の的中率は上昇傾向だが前日の的中率はほとんど横這い。元になる気象情報の精度は上がってきているが、出帆港予想は限界状態か





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